「ポリマーは肌にとって悪者」
スキンケアについて発信しているサイトやブログなどを見ると、ときどきそういったことを耳にします。
特に、オーガニックや、自然派志向の方のブログなどで、そういう意見を見かけることが多いです。
徹底的に天然のものにこだわる方はのスキンケアは、
洗顔は石けんのみ。保湿は天然水やローズ水、ヘチマ水などに、オリーブオイルやスクワランなどのオイルをプラスして終わり。
ファンデーションは使わない。
といったところでしょうか。
確かに、肌を甘やかすことなく、良いスキンケアだと思います。
ただ、10代や20代のお肌がまだぴちぴちしたころなら、このスキンケアでも十分いけると思います。
皮脂量も多く、肌のバリア機能も整っているため、はだそのものが自ら潤う力が備わっています。
ところが、30代後半から、40代に差し掛かってくると、この自然派スキンケアではたるみや乾燥が気になってくる方が多くいます。
もちろん、中には自然派スキンケアだけでも十分きれいなままの方も見えます。
これは生まれつきの素質と、食事や生活習慣もしっかりとされている方に限ります。
多くの方は、ホルモンバランスの変化や、多忙による疲れなどによって、肌は衰え始めます。
あまり手を加えなくても、キレイなままでいた20代のころとは違って、老化してきます。
これは目をつぶることのできない現実です。
肌の衰えを感じ始めたら、自然派にこだわりすぎる必要はありません。
こういったときは、セラミドなどのバリア機能をヘルプしてくれる成分や、自然派の方には毛嫌いされているポリマーも、リフトアップ効果には役立つ成分です。
ポリマーといえども、化粧品に配合されている成分は安定性も高く、そこまで心配する必要はないのです。
リフトアップ効果、肌をピンとはる効果は、自然のものではなかなか難しいですが、ポリマーの力を借りれば可能なわけです。
せっかく、化粧品の開発や美容技術の開発にの進んだ「現在」に生きるのなら、その技術をスキンケアに取り入れて若々しさを保ちたいものです。
昔の女性と現在の女性、どちらが若く見えるかというと、圧倒的に現代の女性です。
自然派の方も、「合成」を毛嫌いしすぎることなく、もっとスキンケアはゆるく、自分が心地よい、効果がある、と実感したものを使うことが、実はいちばんきれいになれるんですよ。
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